本日の見出し

サンライト

 今週、スティングやアンジェリーク・キジョーら多くのゲストを招いた初のヴォーカル・アルバムをリリースするハービー・ハンコック1978年の作品より。初の、といいつつこのアルバムで、ヴォコーダーを通しているとは言え自らの声で歌を入れていたり。あくまで楽器=ヴォコーダーを使うための方便として自分の声を利用しただけでそういう認識はなかったからこそ、新作を“初のヴォーカル・アルバム”と称しているのでしょう。

 しかし引用したこの曲はヴォコーダーの使用なし、ジャコ・パストリアスと確かトニー・ウィリアムズとのトリオによる、ジャズというよりほとんどプログレッシヴ・ロックの趣を示す怪作です。最近発売されたジャコ・パストリアス参加の曲を集めたコンピレーションでも採りあげられている名曲で、聴いていると活力が湧くんだか破滅的な方向に傾いているのか非常に訳の解らない気分に浸れます。最近は新しいCDが増えた都合で消してしまいましたが、MP3プレイヤーと同等の機能を搭載した携帯電話に換えた当初はこの曲を入れていました。

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