マイケル・ブレッカーがパット・メセニーをプロデューサーに招いて作ったバラード・アルバムより、ヴォーカルを採り入れた一曲をチョイス。れっきとしたスタンダード・ナンバーで、ノラ・ジョーンズも歌っているくらいなのですが、個人的にはこのジェームズ・テイラーの中年男らしい気恥ずかしさの漂う演奏が好きなのです。ブレッカーにメセニー、ハービー・ハンコック、チャーリー・ヘイデン、更にジャック・ディジョネットという、この面々で自由に演奏させたらとんでもないことになること請け合いの濃すぎるメンバーがしっとりと穏やかにサポートしている点でも、かなり面白い一曲だったり。
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