『仄暗い水の底から』を観る。

　金曜ロードショーにてかかったものを、ちゃんと通して鑑賞しました。この度を超したじめじめ感が宜しい。最初に観たときはクライマックスの水や、やたら情に流された結末はどうだろう、と思っていたのですが、久々に観るとこれはこれでアリ、という気がします。黒木瞳演じる母親の追い詰められていくさまと、終盤での緊迫感あるカメラワーク、そして母と娘の絆の描き方が秀逸。

　まがりなりにもホラーの血を引くひとりとして、これのリメイク『ダーク・ウォーター』もちゃんとチェックするつもりでしたが……行けるのかどうか。いや、前述の通り週一の鑑賞だけは続けるつもりなのですが、十二月は毎週のように観ておきたい作品が封切りになるので、タイミングを逃してしまった作品を拾っておくのが難しそうなのです。うにー。