本日の見出し

　伝説のジャズ・ベーシスト、ジャコ・パストリアス最初のアルバムより。ジャズ界に名奏者と言われるベーシストは多々存在しましたが、ベースそのものの存在感を高めたのは間違いなくこの人でしょう。ベースらしい音を奏でながら、単なるリズム・パートに留まらず、先頭に立って引っ張っていく楽曲を自ら作っていった人なのです。この曲にしても、ベースと僅かな楽器により、雰囲気のあるミステリアスなバラードに仕立て上げている。いずれも劣らぬ名演・名曲揃いなので、気になる方は是非。のちの『ワード・オブ・マウス』よりも親しみやすい作りでもあります。

　頻繁にジャケットの変更や未発表音源を追加した再リリースを行っているSonyでの発表作ゆえ、これもamazonに幾つかのヴァージョンが登録されているのですが、とりあえずジャケット写真の掲載されているいちばん新しいものである2000年発売のものにリンクしておきました。最新盤は今年発売されたものですが、リンクした方も商品がちゃんとあるようなので、問題ないでしょう。