二週連続メディアージュ。

 先週触れた通り、既にチケットを確保してあるので、二週連続でシネマメディアージュへ。春休みでしかも各所の花見のピークが訪れているためか、繁華街付近になると急激に増える車に難儀しつつ、すっかり慣れたもので40分ぐらいでお台場に到着する。

 作品は、先の東京国際ファンタスティック映画祭で上映されて話題となり、多くの要望を受けて全国での公開が決定した、ロシア発のダーク・ファンタジー大作ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR』(20世紀フォックス・配給)。『マトリックス』以来の映像革命、という派手な惹句が目を惹きますが、技術的な面ではなく、きっちりとポリシーを貫いた映像感覚と、ファンタジーや冒険もの、政治的な要素にちょっとした謎解きなど様々な要素を盛り込み、象徴を多用しつつ巧みに構築されたシナリオそのものが魅力的な傑作でした。ロシアでは先頃、続編となる『デイ・ウォッチ』も公開され、またしても大ヒットを飛ばしているそうですが、順調に日本に輸入されることを切望。詳しい感想は……このところ疲れ気味ゆえ、今夜はゆっくりしたいので、後日このへんにアップいたします。今日は既に一本、長尺の感想をアップしたあとでもありますしー。

 ……しかしこの映画、『悪魔の棲む家』とかサム・ライミ製作の『ブギーマン』と一緒にデート・ムービー企画に組み込むのはさすがに無理があると思うのだが。確かに怪奇映画に連なる作品ではあるのですが、女の子が抱きついてくるのを目当てに連れてってもそんな反応はせんだろ、この映画では。

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