前シリーズ終盤の出来を思うと諸手を挙げて歓迎、というわけにはいかないのですが、でもちゃんとチェックします。
年に一度のカーニヴァルの日。はるばるマンホームからやって来たアイを交えて街に繰り出した灯里たち。毎年この日だけ現れる、カサノヴァの仮面を被った人物を追った彼女たちは、途中はぐれてしまう……
崩れてる……第１話だというのに、もう作画が部分的に崩れてるっ……!! けっこう凝ったアングルを用いていることを割り引いてもこのレベルはちょっと問題です。前シリーズ初期の完成度を期待する方が間違いだと思いつつ、第１話からこれでは先が思いやられるぞ。
一方で、前シリーズの体裁を引き継いだ冒頭のシークエンスがあまり洗練されていなかったのでちょっと不安になりましたが、本編の脚本は相変わらず安定傾向。原作におけるカーニヴァルのエピソードに限定して膨らませ、じっくりとゆったりと描いているので、相変わらず心地よい。ただ、第２期とはいえ第１話なのですから、ウンディーネ見習いである、という灯里の基本設定をもう少し強く打ち出すエピソードを最初に選んだほーが良かったように個人的には思いますが、これは趣味の問題。
とりあえずは前シリーズ終盤と同程度の心構えで観ていられそうなので、最後まで見続けます。そもそもわたしゃ原作からのファンであり、この質でやってくれれば満足なのです。……この質なら、ね。
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