“百年にひとりの歌声”と賞揚されながら、急な結婚・出産で一時期活動を停止していた元ちとせの復帰後初アルバムを発売日である本日購入してきました。アニメ『BLOOD+』のED『語り継ぐこと』や『怪〜ayakashi〜』のED『春のかたみ』*1がけっこういい曲だったので、それぞれシングルで買おうかとも思ったのですが、ふと調べてみればアルバムリリースが迫っていたので控えていたのです。購入した初回限定盤には、最初にネット配信された坂本龍一プロデュースによる広島の鎮魂歌『死んだ女の子』が収録され、前述のアニメED2曲のPVを収めたDVDが同梱されてます。そう考えるとなかなかにお買い得。
見出しに採りあげたのはそのいずれでもなく、先行シングルとしても発売されている1曲です。CFソングとして聴き覚えのある方もあるでしょうが、私には夏頃公開の映画『初恋』の主題歌として予告編で流れていたのが印象的であり、これもまたこのCDを購入する動機のひとつでした。失われる恋の儚さと切なさを湛えた哀切な歌詞とメロディがしんしんと沁みるいい曲なのです。
元ちとせのCDはメジャー・デビュー・シングルである『ワダツミの木』しか購入したことがなく、今回アルバムで買うのは冒険気分だったのですが、ハズレのない質の高さに驚きました。ヴォーカルの表現力が確かであるぶん、楽曲を提供する側も力が入るのでしょうか。
ちなみに、通常盤(asin:B000EXZKQC)も同時発売されてますが、当然DVDは同梱されておらず、『死んだ女の子』も外されているので、個人的には限定盤が見つかるうちはそちらをお薦めしておきます。
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