レンタルDVD鑑賞日記その136。

 最近利用しているレンタル店で、何故かこれの11巻からあとの在庫がなく、どーしよーかな、と思っていたのですが、映画鑑賞の帰り、自宅から2番目に近い店舗に立ち寄ってみたところ、ちゃんと揃っていて、しかも5本以上まとめて借りると1本あたり200円になるキャンペーンが今日までという触れ込みだったので、これの残り3巻とCD2枚を衝動的に借りてきてしまった次第。そんなわけで、一気にラストスパートです。

 ラクロス決勝の模様を描いた第41話、ホワイトが闇に囚われ初めてふたりで分かれて戦う羽目になる第42話、なぎさの恋心にスポットを当てた第43話、の3話収録。

 いよいよ物語も佳境、ということでなぎさたちにもドツクゾーンの人々にも大きな変化が生じています。見せ場も多いはずなのに、どうも絵が不安定だなー……と思っていたら、第42話はBパートで絵のクオリティが一気に向上していて驚きました。前述の通り、初めてふたりが分かれて戦う――と言ってもブラックだけが戦っていた格好ですが、とにかく久々にアクションの見せ場ということも意識して、敢えて力を傾注したのでしょう。感情を剥き出しにしているだけに、このひと幕のインパクトは凄かった。

 ストーリー的に出色なのは第43話です。前から親しかった友達が自分同様藤村先輩に想いを寄せていることを知り、自分の想いを隠して後押しをする。そんななぎさを思いやって「自分の気持ちに素直に」と助言するほのかに、八つ当たりしてしまうなぎさ――この、優しさが縺れあう流れは定番ですが、色恋をあまり話に絡めなくなった最近のプリキュアと較べると新鮮で、非常に印象的。クライマックス手前の出来事も巧い。これは確かになぎさ、ショックだろうなぁ。

 惜しむらくは、ここで登場する唯が、それ以前のエピソードではほとんど顔を見せていない、或いは記憶に残らない程度のキャラクターだったこと。もっと前から彼女の存在を観る側に意識させていれば、なぎさの苦悩がより伝わったはず。

 ――何はともあれ、残すところあと6話。下手をすると明日、作業の傍らで一気に観てしまいそうだ……。

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