『ARIA The NATURAL』第7話 その 猫たちの王国へ…

 衣替えの日。いつも灯里に付き合ってくれるアリア社長が、いつの間にか姿を消して帰ってこない。アリシアが言うには、猫たちだけの世界で集会があるらしいのだが、灯里はその“猫の世界”に俄然関心を抱く。翌日、ふたたびふらりと何処へともなく姿を消したアリア社長を、灯里は藍華との練習にかこつけて追う……

 うわーい。久々に、久々に前シリーズ初期を彷彿とさせるクオリティ。語りすぎない台詞に動きと気配を重視した演出、作画枚数を絞っているせいもあるのでしょう、おおむね安定した映像も良好。穏やかでありながら薄気味悪い気配を纏わせ、しかしいかにもこのシリーズらしい優しさで包み込んだラストの余韻もいい。相変わらず、メールのなかでアイが喋りすぎているきらいはありますが、今回ぐらいなら許容範囲内でしょう。

 春探しのエピソード二本立てが最高傑作になってしまうのはちょっと寂しいよなー、と思い始めていたところだけに、後半に入ってこのクオリティで繰り出してきてくれたのはちょっと嬉しい。この調子で持続してくれることを願うばかり。次回も、原作では個人的に評価している話のひとつなので、期待しましょう。

コメント

  1. みょうが より:

    >後半に入ってこのクオリティ
    tp://d.hatena.ne.jp/Antonov/20060428 ARIA The NATURALは2クール(26話)ですよ。でっかい勘違いです。

  2. tuckf より:

    うわー、それは嬉しいと同時に不安なんですが。

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