3年前に啓太に受けた恩を返すために、山からタヌキが下りてきた。提供したのは、飲んだ直後に目にした異性からベタ惚れされるという惚れ薬。ようこで効果を確認した啓太は、これを役立てんと街へ飛び出していく――
前回の出来事を経たあとだと、たとえ啓太の妄想の中とはいえ、あの描写には違和感を覚えます。てか、“犬嫌い”という設定なんだからその状況に陥ったらようこは狂うと思う。
とまれ、特殊能力を主題とするコメディの定番である惚れ薬です。途中までの啓太の反応もまたお約束通りなので、あんまし面白みはないのですが、最後の行動は素晴らしかった。ていうかやっぱりこのシリーズの肝は啓太なんですね。
作画のほうはやっぱり全般に荒れ気味でしたが、部分的に線もデッサンも整ったショットがあったので、それなりに見られた印象。ただ、演出の呼吸がやや悪い箇所が多かったので、折角の断続的なクオリティも無駄になっていたのが残念です。
今回の話の最大のポイントは、タヌキ役にわざわざ矢島晶子を起用している点のような気がします。贅沢すぎ。特に化けるわけでもないタヌキにこんな達人使うなよー。
……で、だから、そのカッパはいったい何。
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