余裕をもって行動しましょう。

　19時から映画鑑賞、のつもりが直前に手間取って、目的地である六本木に着いたのが18:50頃。初訪問の劇場だったため発見に手間取り、ようやくチケットを購入できたときには予告編が始まっていました。まあ、本編には充分間に合ったので良しとしよう。

　作品は、『新耳袋 第七夜』収録の連作エピソードに基づく長篇『怪談新耳袋［劇場版］　ノブヒロさん』(PANDORA・配給)。このシリーズは原作ファンの義務として毎回鑑賞に訪れているようなもので、必ずしも出来についてはさほど期待しているわけではないのですが、これはなかなか良質の和製ホラーに仕上がっていました。構成、伏線の張り方、怪奇現象の表現、そして恐怖を醸成するための手管、いずれも定石を押さえつつ巧みに捻りを加えたりして工夫が窺えます。見るからに善人そうな平田満の変貌ぶりと、ある意味二重に楽しめるクライマックスは必見。詳しい感想は後日、このへんにアップいたします。普通なら翌日ぐらいにはアップするんですが……実は明日も観る予定を入れてたりして。