暑気払いとして先輩・後輩総勢６人でバーベキュー大会を催した一同。いつもはお下げにしている髪を珍しくストレートにしてきた藍華は、その髪型をアリシアに賞賛されてはしゃぐ。だが、うっかりした拍子にバーベキューの火で髪を焦がしてしまう……
楽しみにしていた藍華心機一転のエピソードですが、作画も演出も杜撰で残念。晃・アテナ・アリスという意外な組み合わせによる肉コールとか、いつもと違う髪型を褒められた藍華のショットとか、相変わらず部分的には押さえているのですけど、今回は背景まで粗雑さが目立ったため、全般に観ていて落ち着かない仕上がりになってしまいました。短くせざるを得なくなった髪のかたちを整えるのに試行錯誤している場面なんか、もっと慎重に作画をして欲しかったところ。
……でもまあ、シナリオのほうは原作をあまりいじっていないので、きちんといい話に纏まっていました。晃が藍華に対して放つ台詞は、『ARIA』のなかでもいちばんの名台詞のひとつだと思ってますから、ここにほとんど手をつけなかったのは嬉しい。でも演出はやっぱりもう少し気を配って欲しかったのです。ちょっと安易でした。
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