杉江松恋氏の日記に、ドナルド・ゴインズなる伝説的黒人作家の作品が初めて訳出された旨が記されている。どっかで聞いたことのある名前だな、と思っていたら、DMX製作・音楽・主演の映画『ネバー・ダイ・アローン』の原作者でした。公開期間が短く速攻でDVD化されてしまったため知らない人も多いでしょうが、なかなか雰囲気のあるアメリカ流ノワールといった趣で、けっこう記憶に残ってます。そうとう刈り込まれた印象もあり、ゆえに原作にも興味を抱いていたので、訳されたのは別の作品のようですけど、折角ですから読んでみましょうか。
ことのついでに調べてみたところ、ゴインズ作品は他にも1本映画化されていますが日本に輸入された痕跡はなし、ふたたびDMX主演で『Daddy Cool』を映画化する計画があるようです。……『ネバー・ダイ・アローン』、私は嫌いじゃないが評判そんなに良くなかったのにねえ。
コメント
失礼して書き込ませていただきます。
そうそう。「ネバー・ダイ・アローン」のことに言及し忘れていました。『黒人作家事典』では「犬死にはしない」と訳されています。この映画がお好きな方には、『ブラック・デトロイト』はおもしろいと思います。
ありゃ。わざわざありがとうございます。
やっぱり映画のほうもご存知でしたか。杉江さんがそう仰言るなら、近いうちに読んでみますー。