『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』第五話 ふたりっきりの、夜

 生徒会長・学美がおたふく風邪を患って、一週間の病欠決定。むつきは競技会の準備に忙しく、入ったばかりの芽生といきおい二人きりになることの多くなった光香は、芽生との会話に悩む。でも、その気持ちは芽生も一緒だった……

 とりあえずその喧しいタイプ音消したらどーだ芽生。普通に考えて邪魔だろー。

 作画のスタイルは従来通りながら、前回の行き過ぎた実験性を削って、ちょっと落ち着いた雰囲気になりました。ただ、ときどき口パクをちゃんと顎から動かすという凝ったことをするかと思ったら、先生の作画がやたらと適当だったりと力の配分がところどころ微妙なのが気になりました。特に先生、明らかにふたりに付き合わされた格好なんですから、もうちょっと気合入れて描いてあげましょうよう。

 前回は芽生がちゃんと生徒会に加わるまでを描かねばならない都合上、やたらと重い流れになってしまったのとはまるで対照的に、終始微温的でオーソドックスな話運び。しかし、並んだお陰でその穏やかさが強調されている。ついでに言えば、この構成のお陰で芽生の可愛さもちょっと過剰に強調されてます。それでこそツンデレ

 従来学美中心、しかも5人が入り乱れ、他の要素も絡んでくるためにやや脇が甘くなりがちだった人物描写も、光香と芽生に絞ったお陰でいい具合に締まり、詰まっております。正直に言って地味な印象は否めませんが、やりすぎの感が強い前回よりは心地好かった。

 余談。

 何気なく、ほんとーに何気なく、この作品のDVD情報を眺めたのです。収録話数、特典映像……と来て、一瞬首を傾げる。

 ノンテロップOPって……この作品にそれ、あんまり意味なくないか? テロップありきのデザインじゃないんか、これ?

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