『武装錬金』第20話 想いと力をこめて

 斗貴子・剛太とはぐれたカズキはふたりを捜しているさなか、2度目の“再殺”の命を受けて送りこまれたキャプテン・ブラボーと対峙する。渾身の力で拳を交えたブラボーは、カズキが一戦ごとに飛躍的に強くなっていることを悟り、いまを置いて他に彼を倒す好機はない、と判断する。だが、彼のその先にある決意が、カズキに火を点けた――

 かっ、カズキ強えぇ!! 前の戦いからほとんど経験値上げてないはずなのに何だこのスケールアップぶりは?! 今回のカズキVSブラボーの迫力は、今のところシリーズ屈指と呼んでいいレベルだと思います。はっきり言ってヴィクター戦よりも凄まじかった。戦士となったカズキの戦いの集大成という意味合いもあってでしょう、パピヨンとかヴィクター討伐隊の部分とかが一切合切省かれてその辺の人たち揃って出番無しでしたが、不満など覚えよるどころの騒ぎじゃない。

 その迫力に応えるかのように、作画の質もほとんど文句のつけようがない。カズキとブラボーは言うまでもなく、ほとんど解説役に退いてしまったかのような斗貴子さんも疎かにしてません。戦闘後、ブラボーの言葉を受けての清々しい表情が素敵でした。

 この流れを受けての次回は――やっぱりここは省かなかった、原作でいちばん衝撃的な場面が描かれる模様。翻って、もう本当に終りが近いんだなー、と実感します。ちくしょー待ち遠しいぞっ!

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