『ドリームガールズ』監督・脚本:ビル・コンドン/主演:ジェイミー・フォックス&ビヨンセ・ノウルズ/配給:UIP Japan

 週末恒例の映画鑑賞、本日は六本木へ。ヒルズ下のバイク駐輪場のスペースが増えたので以後はまた頻繁に利用するかも――と思いきや、駐輪場に貼ってあった「20日より値上げ」の貼り紙に愕然。24時間有効で500円だったのが、何と一気に倍の1,000円。……こういうのを人の足元を見ている、と言うんじゃなかろうか。愕然としていたら警備員さんに話しかけられたのですが、あちらもやたら文句を言われているようで戸惑っておられました。

 今後どうするかは別として、今日は500円で済むので素直に駐輪してヒルズ内の映画館へ。本日鑑賞したのは、現在アカデミー賞で最多となる8つのノミネートに輝く、アメリカ・ショウビズ界をモチーフとしたミュージカル映画ドリームガールズ』(UIP Japan・配給)アカデミー賞ノミネート一覧で触れているように、主要部門には僅かふたつしか挙がっていないが故にいくぶん侮っており、ただ押さえておこう程度のつもりで観に行ったのですが……侮りすぎてました。これは充分面白い。しかも、助演女優賞候補として日本の菊地凜子とともに注目を集めているジェニファー・ハドソンの魅力が強烈。感想のほうでも触れている、最大の見せ場となる中盤のミュージカル・シークエンスを観ていて、正直「こりゃ菊地凜子、勝てないかも」と思ってしまいました。まだあちらを観ていないので断言はしませんが、しかしこの迫力と存在感はそう簡単に超えられません。映画史に残ると個人的に確信してしまったほどのこの名場面を観るためだけにでも、劇場に足を運んで損のない1本でした。詳しい感想は、「マネージャーまで歌が上手いのはお約束です。」からどうぞ。

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