聖桜学園が愛洸学園に吸収されることが急遽決定、付随して、学美たち生徒会が一所懸命準備していた学園祭も一方的に中止されてしまった。学美たちは懸命の抗議行動を開始する。芽生の提案で行った署名活動も、最初こそ順調だったが、瞬く間に熱が冷めてしまい……
こういう絶望的な話の流れなのにも拘わらず、ちゃんとユーモアを損なっていないのは立派です。っていうかその場面でそういう決起集会やるあたり、まだ余裕があります。愛洸学園理事長をまったく予想外のところで登場させたことも、終盤の流れを重々しいばかりにせずに済んでいます。少し遊びすぎでは、という気もしたのですが、恐らくはクライマックスで沈みこみすぎないための配慮なのでしょう……とそこまで先読みするのはやりすぎか。
それにしても、すっかり芽生はツッコミ役が専門になったようで。確かに他の面々はことごとくボケ中心なので勢いツッコミに廻らざるを得なくなるわけですが、ハリセン常備は馴染みすぎじゃなかろうか。
脚本、演出、概ね文句なしの1話でしたが……本編の仕上がりが良ければ良いほど、OPとEDの外しぶりが目について仕方ありません。OPはまだ曲さえ違っていれば、と思うものの、EDは背景の実験性も失敗しているようにしか思えないのですけど。
コメント