渋谷サイキック・リサーチの面々がやって来たのは、代替わりのときには変事が相次ぐ、という因縁のまつわる旧家。先代のときには家族の者が八名、更に招かれた霊能者三名までが命を落としているという、ただごとではない過去があった。だからと言ってあっさりと引き下がるわけにはいかない一同は、ひとまず調査を開始するが、この屋敷の不穏さはただごとではなかった……
ウィンチェスター館をモチーフにした前シリーズも強烈でしたが、特異な立地条件と構造を持った因縁の家を舞台とした今回は更に強烈。最初に提示される、少女の身に起きた惨たらしい怪異に酸鼻を極める過去、遂にナルの喉元に食らいついた悪霊と、スケールアップした麻衣の予知夢――と、たぶんアニメ・シリーズ完結編となるエピソードに相応しい盛り沢山ぶりです。
ただ、行き過ぎていささか具体像が掴みにくくなっているきらいもあります。あまりに畳みかけるように事件が起きすぎて、今回は話が終わった瞬間も「え? ここまで?」と危うくつんのめりそうになりました。これはせめて1時間一気に見せて欲しかった話だなー。
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