ジャコ・パストリアスがサポートなどで参加した曲を集めたアルバム『not fuzion but true jazz』より引用……なんですが、しかしこれはジャコが大成するきっかけを齎したウェザー・リポート在籍時の楽曲。amazonのレビューにも疑義を呈されていますが、確かにサポート・ワーク中心と言うのならソロ・アルバムやウェザー・リポートの楽曲は省くべきだった気が。
しかし、そうしたメイン参加の楽曲でも聴き応えのある『Come On, Come Over』や『Portrait of Tracy』といった、なかなか通好みの曲が選ばれていて、サポート・ワークのなかでも攻撃性では随一の『Good Question』を採っているなど、センスに光るものを感じさせるアルバムであるのも確か。引用した曲も、ドラマティックな構成が聴くものを惹きつけます。
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