『地獄少女 二籠』第二十五話 彷徨

 地獄通信にアクセスしているのが拓真ではない、と看破した刑事は住人によって襲撃され、これを契機に住人たちは奇妙な徒党を組み始める。刑事の妹・蛍はきくりの気紛れめいた行動から地獄通信と閻魔あいの存在を確かめ、同時に拓真の無実を知って彼を助けようと、共に逃走をはじめるが……

 ……あれー、とうとう前提が崩れはじめましたよ? まだ地獄通信を使用していない仲間に無理矢理地獄送りをさせる、というのが成立してしまったら、これまで数回あった「恨みが足りないので依頼できない」パターンはどうなる?

 流れと緊迫感は前回同様、なかなか。下降気味だった作画レベルも、さすがに残り回数が少ない分回復傾向です。でも相変わらず細かいところが変。上記の点は最たるものですが、最後の意外な展開について、心理的な伏線が張ってありました? ていうかあの人はどうやって脱出したの? そしてまるで「助けに来い」と言わんばかりのあの殺害手段は何?

 と諸般納得のいかないところはありますが、あとは次回を残すのみなので、とりあえず保留しておきましょうか。……前シリーズのことを思うと、あんまり期待しない方が身のためではあるんですけど。

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