『地球へ…』第10話 逃れの星

 ミュウの船は、ジョミー=ソルジャー・シンとともに地上を発って以来、宇宙をさまよっていた。地球の痕跡を求めてさまざまな惑星を探るがいずれも地球とは異なり、ミュウたちは確実に疲弊していた。悩み引き籠もるようになっていたジョミーだったが……

 久々のジョミー中心展開、と思ったら冒頭はミュウの船と人類との戦いを描いて微妙に趣が異なり、Aパートは地球側の描写が混在していてどうも落ち着かない。

 ただまあ、結論が大きい分、たっぷりとためてからやりたかったのも理解できます。成長したスエナの存在が時間の隔たりを感じさせると共に、ミュウの指導者としてのジョミーの成長をも並行して描いているあたり、バランス自体はなかなか。作画の質も高く、相変わらず安心感のある作品です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました