『クレイモア』SCENE14 闘う資格

 右腕を失ったクレアは、イレーネのもとに身を寄せて、高速剣の手解きを受ける。テレサの記憶を共有するイレーネは、未だテレサの死についての責任を感じているクレアを励まし、能力的に高速剣を使いこなせないと察すると、ただひとつ残っていた右腕を切り落とし、クレアに与えるのだった。イレーネのもとを離れ、ふたたび旅に赴いたクレアは、だがすぐさま覚醒者と化したオフィーリアと遭遇する……

 登場人物は女性ばかりですがこの展開はあまりにも男の子向けです。テレサの死、イレーネの励まし、そしてオフィーリアの意志を受け継ぐ儀礼としての連戦。正直、後半におけるオフィーリアとの“賭け”は観ていて燃え、そして感動を禁じ得ませんでした。いいなあ、こういうシチュエーション。

 作画の質、演出のクオリティも保っていて、この燃える流れに素直に身を委ねていられるのも良し。ただ気になるのは――オフィーリアにああ言われたとき、ラキの顔が出て来なかったこと。クレアのいま現在のモチベーションとしては、ラキも重要だと思うんだがなあ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました