『クレイモア』SCENE15 魔女の顎門I

 オフィーリアを倒したクレアは、ひとり送り出したラキを捜し、男性に扮して旅を続ける。だが、妖気を抑える薬を使った結果、覚醒者狩りに赴いたクレイモアの一団と鉢合わせてしまう。ラキの痕跡を探り当てたあと、どうにかやり過ごすつもりでいたクレアだが、覚醒者狩りの面々は思わぬ災厄に見舞われていた……

 相変わらず安定傾向。“銀眼の魔女”の特殊能力や、妖魔の振り幅を予め伏せたうえで小出しにしているために、物語の流れに凝らなくても魅せられるという利点ははじめから備えているのですが、でも基本的に構成・表現共に練られているのも事実。

 しかしこのクレイモアという作品、次第に妖魔そのものよりも“銀眼の魔女”としての宿命を描く、というカラーを強めています。それ故に、久々に普通の妖魔が現れたと思ったらまるっきりの雑魚に格下げされていて、そのことがちょっとおかしかった。最初のころはあんな手こずってたのになー。

コメント

タイトルとURLをコピーしました