女性の手を上げない主義の兼一は、女性のみのチーム・ワルキューレを前に為す術もない。絶体絶命の兼一の前に現れたのは、珍しく料理の手伝いをしたのに、なかなか兼一と美羽が戻らないことに業を煮やしていたしぐれ。武器の申し子が、女性武装集団を前に牙を剥く……!
兼一よりもしぐれと闘忠丸コンビの見せ場というべき回でした。単なるアブナイ人という印象が強かっただけに、珍しく見せ場があったのはいいことなんですが、どうもこのアニメ版の喋り方は少し不自然が過ぎ、長台詞があるとその違和感が強まる傾向にあると改めて実感。この作品、原作者の意向をかなり反映しているそうなので、しぐれの喋り方も本来はこういうイメージなのかも知れませんが、どうも鬱陶しかった。
その一方でキサラのある決意をも織りこんだりして、かなり実の詰まったエピソード。その分作画にも力が……と言いたいところですが、顔だけ整っていてあとはちょっと微妙。前回に引き続き女の子戦闘、しかもしぐれがサービスしてくれてるんだからもうちょっと体のバランスにも気を遣ってくれい。
と、何だかんだ言いつつ継続視聴してきたこのシリーズも、次回でとうとう40回目、そしてようやく兼一とオーディンとの因縁が明かされる模様。このあとはああなってこうなって、で恐らく長尺のクライマックスに突入するはず。出来れば奮起して、安定したクオリティで来て欲しいもんですが。いや、せめて最終決戦ぐらいは全力で!!
コメント