何でもないふりを装いながら、光太郎の「余計な感情は存在しない」という言葉に対するショックに打ちひしがれている千波美。そんな彼女の様子を眺めていた由真は、千波美の身に変化が起きたことを察知する。あのときを境に、千波美の周囲に電波障害をもたらす体質は、消え失せていたのだ……
やっぱり1クールなのか、急展開してます。いちおうこれまでに多少なりとも積み上げてきたものがあるので、力を失ったことで初めて接した“普通”の暮らしに喜び、同時に戸惑いと喪失感とを覚えるさまにちゃんと説得力があります。……でも、さすがにちょっと急すぎ。もうちょっと描写を蓄えるべきでしたよやっぱり。コメディ部分が温すぎたせいで、シリアスな感情表現が少し重たすぎる。やっぱりもともと想定していた方向性からだいぶぶれてるんじゃないかなあ。
終盤では光太郎の優柔不断ぶりが何となく印象づけられてしまって、ますます釈然としない感じになって次回に続く。このムードとEDテーマの不釣り合いさもまたどうかと思う。
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