お気に入りアニメのDVDセットが欲しくて欲しくて堪らない珠姫は、試合の影響で足を怪我した都に代わってアルバイトに挑む。学校と剣道ぐらいしか知らなかった珠姫は、初めて触れる“仕事”というものに異様な緊張を覚える。
珠姫のお父さんの言動が切なくてナイスです。
前回までとは打って変わって、やたらまったりほのぼのとした話運び。しかし、剣道の世界では怖いもの知らずだった珠姫に図らずも“恐怖”を叩きこむ流れは合理的。
それにしても動きがないのにこんなに魅せる技の達者さはちょっと異様です。確かにひとりで店番をしていると、妙な妄想しがちなんですよ。そういうのをちゃんと珠姫のキャラクターに合わせて描いているので、ほとんど剣道が登場していないのに作品のムードを壊していません。特に次回への振りもなく、さらりと締めくくったあたりも今回の主題に相応しい。
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