試験が終わり、空が深まった秋に想いを馳せるころ。春日野先生が突然の気紛れで、美術部員たちを学校の裏庭へと写生に連れ出した。みんなそれぞれに変わった季節を楽しんでいたが、そこに現れたのは一匹の犬。どういうわけか根岸に懐いてしまい、成り行きで飼うことになったのだが……
謎の少女の正体が突然判明。若干詰まらない成り行きでしたが、この話の方向性からすると、妙な外連味を発揮するよりいいのかも。
作画が微妙にへたっているのですが、全体の雰囲気作りと演出の呼吸だけは押さえることでイメージを安定させているのが巧い。そうしてみると、実は『BAMBOO BLADE』同様、省力化を念頭に置いているのかも知れません……やっぱり『ARIA』新シリーズに向けたシミュレーションという気がしてきたな。
下手をすると破綻に向かいそうな成り行きでしたが、逆に自分なりの見方を再確認する、という話の流れもいい。やっぱりこのシリーズは好きだなー。
ところで、今回はEDのキャスト一覧を見て、軽く吹き出しました。突如飼われることになった犬、犬男の声……能登麻美子でした。それはあれかい、本来の受け持ちである大庭月夜の出番が少なすぎるからかい……?
コメント