鑑賞した本数: 72本
昨年を上回る多忙で、これが限界でした。来年は何とかやりくりして、3桁は達成したいところです。
最も多く訪れた劇場: TOHOシネマズ六本木ヒルズ 18本
総数が減っているのに合わせて、こちらも半減しました――ただ実は、多数のスクリーンを擁するシネコンでの鑑賞本数自体は増えているのです。もともと従業員の質や周辺環境の状態に疑問を抱いていたため、新設されたTOHOシネマズ西新井や、Wポイントを実施したりしたユナイテッド・シネマ豊洲に行く回数がどんどん増えて、こちらからは縁遠くなっていました。この調子だと、来年はたぶん後者のどちらかがトップになるかと。六本木に行くモチベーションってもう、限定のイベント上映か、ここに行くとき頻繁に立ち寄るラーメン屋の味ぐらいしかないんだよなー。
イベントつきで観た回数: 21本
――何と数は昨年と同じ。うち11回が試写会で、こちらは昨年よりも多い。多忙にも拘わらずそれなりにトークイベントや舞台挨拶を拾ってきたのは、昨年のように堀北真希目当て、ではなく、単純にこの類のイベントの楽しみ方が解ってきたから。いちばん印象深かったのは、やはり『キングダム―見えざる敵―』のときのジェイミー・フォックスでした。日本では珍しいハリウッド俳優、しかもオスカー・ウィナーによる舞台挨拶だったうえに、登壇者が彼ひとりだったせいもあって、その旺盛なサービス精神を存分に堪能できました。……何せこのちょっと前に某女優の話題が日本を席巻していただけに尚更に。
私的ベスト5
順位 | 作品タイトル | 日本公開日 |
1 | 『ボーン・アルティメイタム』 | 2007年11月10日 |
2 | 『グラインドハウス』 | 2007年8月24日 |
3 | 『プレステージ』 | 2007年6月9日 |
4 | 『題名のない子守唄』 | 2007年9月15日 |
5 | 『アドレナリン』 | 2007年7月7日 |
観た本数も少なめですし、10本挙げると却って迷うので、5本に絞ってみました。例によって出来の善し悪し以上に、あくまで私の好みが優先です。
で、そういう基準としたとき躊躇なくトップに掲げるのが『ボーン・アルティメイタム』なのです。前作で高まりすぎた期待にこの上なく完璧に応えてくれた、至高のアクション映画。惚れました。
2位のこれは、あくまでUS公開版、2本立てにフェイクの予告編込みでこの評価。全長版は『デス・プルーフ』しか観ておりませんが、やっぱり冗長のきらいがあり、その凝り方まで含めてやはり2本立てでこそ観る価値があると思います。ゆえにDVDはコンプリート・セットで購入予定。
3位は今年観た中で最もミステリ・スピリットを感じさせてくれた作品。あまりに練りすぎて一部にはちゃんと仕掛けの意味を理解していない人もいるのでは、と思えるほど。……多忙すぎてチェックを怠っていて、もうDVDが出たのに気づいてませんでした。近いうちに買う。
ランクに加えた中で唯一試写会で鑑賞した4位は、ジュゼッペ・トルナトーレ監督円熟の技が光る、ミステリアスな女のドラマです。こちらも一種謎解きの趣向があったことが琴線に触れたのですけど、それを踏まえたうえで響き渡ってくる感動が素晴らしい。純粋に“映画”としてなら、本編をトップに掲げてもいいくらいでした。
この中では最も趣味の勝っているのが5位の『アドレナリン』です。およそこんなにテンションの高い映画もちょっと珍しい。そしてあんなことがあったにも拘わらずまだ生きていそうな気がする主人公の力強さが絶品。『トランスポーター』に匹敵するジェイソン・ステイサムの嵌りっぷりも素敵でした。
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