これが私の初詣。

 世間的には神社だお寺に赴いて初詣とするところでしょうが、私は今年の鑑賞本数3桁達成を祈願して、元日から映画館に詣でるのです。

 訪れたのは、昨年最後の映画鑑賞のときにも触れた通り、昨年最初・最後と同じく銀座テアトルシネマ。……さすがに店がほとんど開いていないせいもあって、銀座界隈の人気の少ないこと。閑散とした都会の姿を愛でつつ訪れた劇場もそこそこの人の入りで、まったりと愉しみました。

 鑑賞したのは、感想の方でちらりと伏線を張りましたが、『昼顔』の38年後の出来事を現役最長老の映画監督マノエル・ド・オリヴェイラが撮った 夜顔』(alcine terran・配給)。……嗚呼、俺やっぱりこの監督大好きだわ、としみじみ実感しました。すっきりさっぱりした娯楽映画や刺激的な映像も素敵ですが、やっぱりこういう噛みごたえのある作品こそ映画本来の楽しみを体現していると思うのです――無理に人に薦めようとは思いませんけど。

 帰り際に本屋に寄って、これも映画鑑賞の予習として読む本を仕入れてこようかと思っていたのですが、当然の如く閉まっていたのでそのまんま帰宅。……まだ仕事もあるしな。

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