開司は懸命の読みを巡らせ、利根川の裏を掻こうとするが、さながら千里眼を備えたが如くの利根川を怖れるあまりに激しく逡巡する。だが、その迷いが幸いして、却って利根川の意表をつくことに成功、ギリギリで起死回生の一勝を挙げた。途端に、背後で見守っていた会長が利根川に激昂する。あまりに理不尽な怒りに、開司の胸の中に疑惑が芽生える――彼らは開司相手に、何らかのイカサマを仕掛けていたのではないか?
遂に開司、鍵を手に入れる。当時原作をざっと眺めていたとは言え途中からですし、序盤の流れはよく知らなかったので、こんなに丁寧に伏線が張ってあるとは知りませんでした。しかし、ここでストレートに辿り着いてしまったということは、あと一ヶ月ぐらい費やして残り二戦をやるとゆーことでしょうか。まあ、開司の謎解きと、最後の大逆転の種明かしだけで充分途轍もない破壊力があるので、一ヶ月ぐらい引っ張れるとは思いますが。
……しかし今回、何よりもたまげたのは、箴言“なし”でした。いや確かに理屈こねてるだけなので、その意味でインパクトのある台詞はなかったけどさー。
コメント