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うふふふふふふふ。確定申告のあと、楽しみにしていたものばかり一気に仕入れてきました。
1は『おかわり』の不出来のせいで観ていた当時よりも格段に評価が高まり、いつの間にかリリースを心待ちにするようになってしまった前シリーズのDVD第3巻。前シリーズではちょっと評価が低めながらもちゃんとキャラクターは活きている第7話、あのきもちわるい人大爆発の第8話、そしてサブキャラほとんど排除でひたすら三姉妹の姿を描く第9話と、完全にスタイルを確立した段階ならではの安定した面白さがいい。絵的にも演出的にも微妙なところはけっこうあるのですが、気にならないくらい楽しめるもんなー。そして特典CDは、千秋役の茅原実里によるOP・EDリアレンジの出来の良さもさることながら、爆笑こそ誘わないものの作品の空気を押さえた寸劇が素敵。とりわけ7.5話はいまの惨状に対する皮肉のようです。しかし見出しに引用したのは、私のなかではすっかりほさかのテーマとして定着してしまった、クラシックの名曲のアレンジ版、空気を読んでちゃんと収録。
2は毎年恒例のひめくりカレンダー。あずまんがのときは付録も色々ありましたが、よつばとでは月めくりで定着してしまった模様。
そして3と4。タイミングを逃してしまったために買えずにいた前巻と、昨日発売となったシリーズ完結巻です。さっそくぱらぱらと眺めて、『〜the ORIGINATION』がどの程度原作をなぞっているのかを確認。……あれ? 実は最初の3話、ぜんぶオリジナル? そしてもの凄く自然だった7話も? エピソード取捨選択の巧さもさることながら、ちゃんと独自の話を丁寧に織り交ぜていたことを知って吃驚。そして、ざっと眺めただけで、ラストでどういうエピソードを扱うかが察せられます――これをフルパワーでやられたら、さすがに私も泣くかも知れん。
しかし、原作最大の謎であったアレは、もしかしたらアニメのほうが良かったかも。そのうえで、漫画のラストでこういう趣向を用いることが出来たのは、たぶんとても幸せなことです。いまからアニメ版のラストが楽しみだ。そして、こいつぁやっぱりDVDも揃えておかねばだわ。
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