『逆境無頼カイジ』Bet.23 邪道

 利根川を降したものの、本当の敵が会長だと痛感した開司の心は晴れない。他の参加者達と共に洗面所をあとにしようとしたとき、止血のために用いられたティッシュの空き箱を見た開司の脳裏に、突如として天啓が下りた。会長を倒すための、起死回生のイカサマ……だが、他の参加者達は口々に問題点を指摘する。それでも開司は、これが最後の好機と、勝負に臨む決意を翻さなかった……

 最後の大勝負に向けての下準備ですが、しかし現段階でいささか取って付けた感は否めない。伏線は張ってあっても、直前のEカード戦が強烈だっただけに*1、いくら策を巡らせてもどうもみみっちさは拭えません。

 しかし舞台や登場人物が極端に限定されているので、作画・演出のテンションはあまり落ちません。開司決死のブラフとか利根川への罰のような強烈な一撃がないので平坦な印象もありますが、全体では安定している。

 残りあと2話ぐらいか……最後は派手なことになるなあ……。

*1:とは言え、結局ゲームとしての迫力がいちばん著しかったのは限定ジャンケン編なんですけど。

コメント

タイトルとURLをコピーしました