というわけで満を持しての映画鑑賞。本日はバイクにて、すっかりお馴染みとなった西新井へ。行く前に、安くなったガソリンを補給しておこうかと思っていたのですが、走行距離を見るとまだ余裕がありそうだったので、そのまま移動。
鑑賞したのは、当初は題名さえも伏せるという異色の広告戦術により話題となった、ホームビデオによる私的ドキュメンタリーの体裁を取った“怪獣”映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』(Paramount Pictures Japan・配給)。手法や予備知識から想像していたものと大きな差違はありませんでしたが、しかしそれを丁寧に、また実験的手法に関心がない層でも受け入れやすいようきちんと感情移入するポイントや、シンプルながらドラマも盛り込んで娯楽に仕立て上げた誠実さは素晴らしい。日本人としては中心となるアレのデザインや方向性にちと苦笑いを禁じ得ないものの、それさえ許容できれば充分に楽しめるでしょう。
しかし……映画が始まったあたりからどうも胃の調子が悪くなってきてしまい、お陰でハンディ・カメラを用いたやたらと揺さぶられる映像に覿面にやられてしまいました。どうにか普通に昼食も摂れて、もどすような事態にもならなかったのですが、しかしやっぱり本編は体調を整えたうえで鑑賞したほうがいいと思う。よく出来ているがゆえに、きついです。
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