相変わらず多忙ですが、年間100本鑑賞の目標も疎かには出来ません。今日は夜に両親が揃ってとある集まりに出かけるため一人で食事を摂ることになっていたので、外で食べるにせよ買い出しをするにせよ、ついでに映画を観てきてしまおうと――もはやどっちが本題か解らない勢いでお出かけ。
行き先は西新井。映画鑑賞のあとまで行きつけの蕎麦屋が開いていればそこで食べて帰るつもりでしたが、予め確認したところ、どうも観終わったあとで駆けつけても間に合いそうもないので、先に訪れてお土産用の生うどんを購入しておくことに。ついでに明日の昼飯分も買っておいたりして。
それからやっと映画館へ。――実のところ、当初は別の作品を観るつもりでいたのです。ですが、かなりギリギリに駆け込んだというのに、窓口の人間が某協会の会員証の割引内容を知らず、他のときには参照しているバインダーを手に取ることもせず、訊かれた別の係員も無線で奥の人間に回し、やたら手間取る。挙げ句の果てに、通常私の利用している割引チケットは“特別価格”と表記されているところが、入力の仕方が間違っていたのか“一般”と記されており、金額は合っているものの苛立ちついでに指摘したところ、もう時間がないというのにチケット再発行の手続をして、しかも便宜上別の座席番号で発行したものをボールペンで書き直す、という愚挙に出た。さすがに本気でキレたところ、更に上役らしき人物を呼び出してきたのですが、もはや時既に遅し。もう本編も始まっている頃合いだったため、最初からどちらにするか迷っていて、やや遅い時間に始まる別の作品に切り替えました。いままで12回訪れてますが、1回も会員証絡みで手間取ったことがなかったというのにぃ。
迷惑をかけたから、ということで無料にしてくれましたが、今年はシネマイレージも貯めるつもりでいたというのに、無料鑑賞だからというのでポイントもつかないことに余計不快になったのでした。そこで揉めているとまた本編に入ってしまいそうだったので打ち切りましたが、揃いも揃って悪い手際に怒りは収まらず。
苛々を引きずりつつ鑑賞したのは、見出しの通り奇しくも先日Blu-rayにて鑑賞したアレに続いてまたしてもニコラス・ケイジ製作・主演、フィリップ・K・ディックの短篇小説をもとにして描くSFタッチのサスペンス『NEXT ネクスト』(GAGA Communications・配給)。フィリップ・K・ディック原作と言い条、中身はまったく違いますが予備知識はありましたし、何より違いすぎて意識のしようもないので虚心に楽しめました。何より、直前にあそこまでカリカリしていたのに、観ているうちに忘れたんですから、娯楽としては相当によく出来ている。2分間先を知ることが出来る、という能力から考えられる言動や戦い方、ヴィジュアルをきっちり描き出しているので、それだけでも充分に満足です。CGの安っぽさや、FBIとテロ組織との行動背景にあまり裏打ちがないぐらいはご愛敬でしょう。
鑑賞後は自宅に戻って、自分でうどんを茹でて夕食にしました。……まさかネギがないとは思わなかった……
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