駄目なのは解っていた。

 例によって多忙なうえに体調もいまいちですが、かといって抜かすと余計に消耗が激しくなるので、気分転換も兼ねて映画鑑賞へ。このところシネマイレージを稼ぐためになるべくTOHOシネマズを利用していましたが、迷った挙句今日はシネコンではかかっていない作品を選択、3ヶ月ぶりに渋谷へと足を向けました。……梅雨の時期はどうしても移動手段が制約されるからねえ。

 訪れたのは、けっこう好きな作品が掛かることが多いのに1年以上もご無沙汰していたシネマライズ。鑑賞したのは、実は密かに待ち焦がれていた作品で、『スナッチ』のガイ・リッチー監督がリュック・ベッソンとヨーロッパ・コープのサポートを得て作りあげたクライム・サスペンスリボルバー』(Astaire + Asmik Ace・配給)。最新作ではありますが、イギリスでの製作・公開は2005年――実に3年もかかってやっと輸入されている。公開時に酷評され興収も振るわなかったという噂を聞いて、しかし『スナッチ』がお気に入りの私としては却って気になっていた作品だったため、ビデオスルーでも意地で鑑賞するつもりでいた作品だったのです。いざ観てみると……ああなるほどこりゃ駄目だ。好きな部分もありますが、冷静になったら評価できるところがほとんどない。よく劇場公開する気になったものだ、と逆に感心するような代物でした。

 鑑賞後は、これも久々に近くの蕎麦屋で昼食を摂って帰宅。依然として調子は良くないので一眠りし、起床後に取り急ぎ感想をまとめて、ここを書いている次第。アップしたあとは、体調不良で滞っていた作業に戻ります。

 しかしいつも思うことですが、つまらない作品のほうが感想は書きやすいんだよなー……分量はいつもより多いくらいなのに、かかった時間は普段の半分くらいでした。

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