ジョコンダ夫人の装着していたアーマーから、封じられていた魔獣ザナッファーが蘇った。城を破壊するほどの力を備え、完璧に魔法を防御するザナッファーを前に、リナたちは手も足も出ない。やがてその場を離れていったザナッファーと共にデュクリスも去りゆき、彼らの行く先々で都市が破壊されてゆく。デュクリスが祖国を見捨てた人々に復讐をしていると知ったポコタは……
いきなりのスペクタクル。しかし、確かにザナッファーに対抗する手段については言及がありましたが、どうも安易な印象を免れない。原作にあった戦略の面白さが損なわれて、まるっきり力任せの戦いばかりになっていたのに、挙句の見せ場もこれだからなー。
絵は随所で乱れているし、そんな単純な筋をあまり工夫もなく繰り出している脚本の印象も決して良くない――まあ、シリーズ構成自体がこういう内容を求めてしまっているのですから、脚本の罪ではないし、その枠内ではオーソドックスながら頑張っているとは思うんですが、どうしても物足りなさを感じてしまうのです。
構成からするとどうやらこのザナッファー絡みのエピソードはあと二回ぐらいのようですが……ズーマの件は2クール目に持ち越しか?
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