暴走したウォーロックの襲撃にさらされた空母を守るため、坂本が車椅子に隠し持っていたストライカーを装着して、芳佳が飛び立つ。マロニー大将の悪計を知ったミーナ中尉はじめ、ウィッチーズたちもそれぞれの意志をもって基地に戻ってきた。ふたたび空に舞いあがった少女たちと、最後の変貌を遂げたウォーロックとの、最後の死闘が始まった――
というわけで最終回。込み入った設定が充分消化しきれず、けっきょくあの人型ネウロイと芳佳の接触っていったいなんだったんだ、とか前回のネウロイの巣とウォーロックの接触による異常事態はなんだったんだ、とか疑問が多々残るし、どうしてあの期に及んで芳佳はあんな策を用いたのか、とか意味不明なところが多いのが残念。
しかし、随所でエンディングにて用いていた映像を応用してみたり、それぞれの技倆に応じた戦い方をさせてみたりと、見せ場をきちんと設けていたのはいい感じです。無茶苦茶でも、最後にあれだけ大型の敵を用意したことで、いちおうはカタルシスも表現できてましたし。やっぱりここまで来て色気にまで気を遣っていられなくなったのは前回同様で、飛行中に無理矢理下からのアングルで捉えたり、とかの工夫すらなくなったのは、逆にどーにか出来なかったもんかと言いたくなります。……毒されすぎたな。
最後の最後で、万一続篇が可能な場合に備えたと思しい無理矢理な伏線まで繰り出してきた商魂に軽い感動すら覚えつつ、何だかんだと言ってトータルではけっこう楽しませていただきました。名前のダシに使われた実在の人々には気の毒ながら、これはこれで首尾一貫していてよく出来た作品だと思います。
CMの素敵さもあるので、余裕があればDVD買うのも検討するところなのですが、正直年末ぐらいまで、あんまり余裕はなさそうです……EDをまとめたCDぐらいかなー。
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