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映画鑑賞のついでに買ってきたのは、さだまさしのデビュー35周年を記念した企画盤2枚。1はさだまさしの代表作を各アーティストがカヴァーしたトリビュート盤ですが、BEGINや森山直太朗といった解り易い面子がいるかと思えば、錦織健がいて和太鼓の林英哲がいて、更にはトークの名作を立川談春が落語にアレンジする、という他のミュージシャンではあり得ない趣向まで含んでいる、とてもさだまさしらしい代物。見出しに引いたのは、坂崎幸之助のイベントで盛んに話題に採り上げていた、THE ALFEEによるもの。七五調に拘った日本的な歌詞をどういじるのかと思えば、歌い方はけっこうストレートでした――しかし最後の最後で、そうでなくても音程が高すぎて辛いサビの部分を更に高くする、という如何にも高見沢俊彦らしいアレンジで締め括っていて、ああこいつぁ確かに凄いや、と納得。いま聴きながら書いていますが、これに限らずとてもいい演奏揃いです。
そして2はそのさだまさしが、美空ひばりの名曲をカヴァーしたもの。ずいぶん前から依頼されていたそうですが、美空ひばりという大歌手の曲を歌い直す、ということへの怖れ多さから引け腰になっていたそうで、最終的に変に違った味を出すのではなく、アレンジ担当の服部隆之の指示に委ねて、楽譜通りに歌うことを心懸けることで挑戦を決意したそうです。まだトリビュート盤のほうしか聴いていないのですが、先日CMで断片的に聴いた印象はけっこう良かったため、こちらも楽しみです。
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