きのう予告した通り、本日も終了直前の作品を拾ってきました。
訪れたのは渋谷のシネマライズ。鑑賞したのは、『世界最速のインディアン』のロジャー・ドナルドソン監督、先頃『デス・レース』が公開されたばかりのジェイソン・ステイサム主演、1971年のイギリスで実際に起きた銀行強盗事件を元にしたクライム・サスペンス『バンク・ジョブ』(MOVIE-EYE・配給)。公開前後からやたらといい評価を耳にしていたので楽しみにしていたのですが、その期待も上回る傑作でした。古典的な犯罪計画に一工夫もふた工夫も施し、複数の人間が絡んだ複雑な物語を、シンプルに感じさせるほどスピーディで整頓の行き届いた語り口、いわゆるどんでん返しなどはないものの最後まで読めない展開、苦みも含めつつ爽快感のある結末など、強奪計画ものの理想とも言える仕上がりになってます。年末年始、映画を1本ぐらい観たいなー、と思っている方にお薦めです。
……そう、実はきのう、日記をアップしたあとで知ったのですが、今週いっぱいで終了するかと思っていた本篇、27日からは上映館を新宿武蔵野館に移して続映するのです。ならあとまわしにするかー、と一瞬思ったのですが、そのあとで更に別の偶然に気づいた。
私が前にシネマライズを訪れたのは、ほぼ6ヶ月前となる6月21日。鑑賞したのは、ジェイソン・ステイサム主演の『リボルバー』。この作品は、私が今年鑑賞した延べ52本目の作品でした。翻って、本日鑑賞した『バンク・ジョブ』もジェイソン・ステイサム主演、そして今年に入って104本目の作品。……あまりにもうまく出来ていたため、どーしても押さえたくなってしまったのです。
鑑賞後はいつも通り、近くの蕎麦屋で昼食を摂り、買い物をしてから帰宅。昼寝のあと、きのう買ってきておいた本のカバー用の紙を折ったり、思わず『マトリックス』をまともに観てしまったりしているうちにこんな時間に。
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