某協会の準会員証のお陰で、都内のほとんどの映画館で通常1000円にて鑑賞できる私は、来場者が増える映画サービスデーなどは避けるようにしています。が、今日は明日以降のスケジュールの都合に加え、どーしても早く観たかった作品でもあるので、午後からお出かけ。
本日の劇場は、TOHOシネマズスカラ座です。かつてはいちばんお気に入りの映画館で、新作はなるべく拾っていた時期もあったのですが、六本木や西新井のシネコンを利用するようになると、ここでかかる作品は大半そちらでも鑑賞できるために、足が遠のいていました。しかし今年から有楽町・日比谷地区の東宝系劇場がすべてTOHOシネマズに吸収され、シネマイレージ・カードのサービスが利用できるようになったこともあり、観たい作品があったら利用しよう、と思っていたのです。……しかし、調べてみたら前に訪れたのが3年以上前だったのには吃驚。
鑑賞したのは、アメリカで大ベストセラーとなったコラムを元に、やんちゃすぎる飼い犬に振り回されながら絆を築いていった家族の姿を描いた『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』(20世紀フォックス・配給)。
……マーリーを巡る話については、予告編などから想像したとおりでした。だがしかし、解っていてもこれは来ます。そして、予想以上にドラマとして優れている。実話に基づいているので、マーリーという犬の破天荒さを除けば、主人公の一家が遭遇するのはかなり普遍的な出来事や悩みなのです。だからこそ共感するし、決して特異ではないシチュエーションによるクライマックスが感動を呼び起こす。先週末公開された映画の中で、満足度でトップを記録したのも頷ける傑作でした。
ところでこの作品……なのか劇場ごとに違うのかは知りませんが、少なくともTOHOシネマズスカラ座では、上映の前にユニリーバの“LUX”を題材にしたショート・フィルムが流れます。キャサリン・ゼタ・ジョーンズを主人公にした、短くもなかなか凝った作品なんですが……実は私、これで3回目の鑑賞です。先週・今週と訪れたユナイテッド・シネマ豊洲では全作品で上映前にかかっていたからなのですが、いくらそれなりに出来が良くても飽きます。場内は既に暗くなってましたが、思わずスクリーンから目を離して覚え書きしてましたがな。
だいたいユナイテッド・シネマ豊洲はなんで『プリキュアオールスターズDX』にまでこれを添えたんでしょうか。『マーリー』や『パッセンジャーズ』のような洋画、或いは大人向けの実写映画なら別に併映でもおかしくはないですけれど、『プリキュア〜』の本来の対象層に喜ばれるのかこれは。
あ、そういえばこれが今年に入って劇場で鑑賞した、延べ60本目の映画となりました。実質、ひと月20本のハイペース……いやもう、さすがに4月は減らしますよ。さすがに。
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