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- ゲイリー・バートン&パット・メセニー『クァルテット・ライヴ』(Universal Classic & Jazz/CD) [bk1/amazon]
2006年から2008年にかけて断続的に活動していた、ゲイリー・バートンとパット・メセニーの師弟コンビを中心とするカルテットのライヴ盤です。もともとメセニーのキャリアは、バートンの元に自分を売り込みにいったことから始まっているくらいで、両者の相性はいい。メセニーを中心としたセッションの求道的な雰囲気もいいのですが、こういうのびのびとした楽しそうな演奏のほうがやっぱり聴いていて心地好いものがあります。見出しに引いたのはトリを飾る、メセニーのファンにとってはお馴染みの1曲。チック・コリアなどを交えたドリーム・セッション・アルバム『ライク・マインズ』でのアレンジに近いのですが、メセニー名義のアルバムで採り上げる時に用いるシンセ・ギターでの演奏も組み込んでいて、バートンとメセニー双方の味わいをうまく溶けあわせた感じ。他も名演揃いですが、私はやっぱりこれがいちばん好き。
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