本日封切り作品のなかでどれを優先すべきか、かなりギリギリまで決めかねてました。出来ればハシゴをしたいけど、いざ発表となったスケジュールを調べてみると、夕方以降でないとうまい予定が組めない。折しも本日は例のイベントのチケットが午前10時に始まる。それなら午前中は用足しに当てて、映画は夕方からにしよう、と決定。
軽い昼寝を挟んで、3時過ぎに電車にて有楽町へ。まず訪れたのは、TOHOシネマズ有楽座。今年の2月に有楽町界隈の東宝系映画館がすべてTOHOシネマズに組み込まれてから、唯一訪れていないのがここでした。調べてみると実に3年振り。スクリーンがひとつで、西新井や六本木でかかっている率が高く、しかも私が積極的に観る気を起こさない作品が多かった(『名探偵コナン』などアニメ系統のロードショー館であり、最近はずーっとドラマの完結編を立て続けに上映していたせいもある)ため、なかなか訪れるきっかけがなかったのです。今日封切りの1本は、だから絶対にここで観る、と決めていました。
肝心の作品はというと、アメリカにて予想外の大ヒットを果たした、『シンドラーのリスト』のリーアム・ニーソン主演によるアクション・エンタテインメント『96時間』(20世紀フォックス・配給)。脚本・製作がリュック・ベッソンと聞いて思い浮かべる通りの内容と出来なんですが、とにかくリーアム・ニーソン演じるお父さんの序盤の惨めさと、娘が誘拐されてからの荒々しさとの対比が見事。褒められないこともたくさんやっているのですが、冒頭があんまりだったもので、許せてしまうのです。そこで拒絶反応を起こせばそれまでですが、受け入れられればかなり爽快な1本。
ちょっとだけ間を置いて、次に訪れたのは有楽町スバル座。2本目に鑑賞したのは、奇しくも『96時間』の主人公がいちど飛ばされたことがあるらしい土地・アラスカを舞台に、30日間続く夜に現れたヴァンパイアと人間たちとの壮絶な戦いを描いた『30デイズ・ナイト』(Broadmedia Studios・配給)。戦い方の工夫よりも、力を持たぬ人々がどうやって耐え忍ぶか、というのをリアルに描くことに焦点を絞っているので、地味なんですがやたらと渋みがある。ちゃんと作り込んだ背景も敢えてほの見える程度にしていて、噛み応えのある作品に仕上がってました。
2本とも出来は良かったのですが――生憎、私のほうがここ数日の体調不良に加え、昼寝する時間の調整を間違ってしまったようで、劇場にいるあいだずっと眠気に襲われてました。退屈だったわけじゃないのにー。
未だに眠くて仕方がなく、もうそろそろ何も考えられなくなっております。感想、よりも作業を進めたいところなのですが、限界なので今日は寝ます……。
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