レンタルDVD鑑賞日記その25。

 シーズン1のテレビ放送は間もなく終了ですが、好評だったようですぐにシーズン2が放送されるそうです。わーい。そしてレンタルも観ていない最初の頃のエピソードぜんぶ借りることに成功しましたわーい。

 ともあれまずは第3巻です。外来で訪れたひどい手荒れの修道女にハウスが注射をしたところ、患者が心停止に陥り、医療過誤が疑われてしまう第5話『疑惑』。統合失調症と診断された女性が障害者保健の申請中に血栓を生じ、アルコール中毒が原因として治療を受けるが、何故かこの患者にハウスが関心を持つ第6話『ソクラテスの問答』の2話を収録。

 第5話はハウスの医療過誤をテーマにしているように見せかけて、本質は医療と信仰という気がします。チェイス医師の意外な過去が明らかになったり、キャメロン医師が次第にハウスへの好意を示しはじめたり、とシリーズとしても人物の描写に深みが出てくるあたりで、けっこう重要、かつミステリとしても調査過程の複雑さ、伏線の巧妙さが傑出した1篇でした。

 続く第6話はある意味ハウスの幸福と不幸が相次いで訪れる話、ですがちょっと病気に関する表現がちょっとぐちゃぐちゃしすぎてるかも。そちらよりも、もうひとつの“秘密”を巡るハウスの言動に、彼の隠した優しさが滲んでいるのが出色です。

 このシリーズ、ほんとーに面白いので、いずれボックスセットで買ってもいいかも、ぐらいに思っているのですが――ネックは、舞台が常に一緒で、映像的にはあまり面白みがないことですが……医療関係の描写だけでも資料価値がありそうなんだよなー。

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