前期は途中からリアルタイムで観ることが難しくなってしまい、第8話を最後に感想をアップしなくなってしまいましたが、今期はなるべくちゃんと書きます。なるべく。
夏と言えば海、というわけで喫茶方舟の面々は海へ。幽霊組が初めて着る面積の乏しい水着に対する想いはさておき、彼女たちより深刻なのは潤だった。カヤ以外のメンバー、特にはじめにバレないようあれこれ言い訳してみるが、脳味噌筋肉のはじめはどうも思うようにならず……。
……なんか『ぱにぽにだっしゅ!』みたいでした。『懺・さよなら絶望先生』よりも実験的表現が多くて、キャラクターの立ち回りの妙な自由度が。『ぱにぽにだっしゅ!』からシャフト作品を気にするようになった私としてはけっこー愉しい。
前期でもしばしばそう感じることがあったのですが、この第2期第1話を観て確信しました。この作品、やっぱり潤をヒロインと捉えてます。水着エピソードということで誰よりも活発に動いてましたし、心の葛藤も特に激しい。初回にしてある意味衝撃の展開から、事情を知ったあの人が指摘した通り、潤は誰よりも自分が女の子であることを意識している。初回でこれを指摘した、ということは、第2期は更に潤の存在がクローズアップされるのかも。
それにしても、水着とか海での出来事とか、お約束ではあるんですが全般に遊びが快いエピソードでした。ちょうど作業の山場に入っていたため、しばしば画面から目を外していたのに、マスターがカヤに貸そうとした“水着らしきもの”が何なのか、すぐに察しがついてしまった自分がちょっと怖い。あと、加奈子の眼鏡による逆効果な変身もツボ。
主題歌は前回のやたらイかれた歌謡曲タッチから一転、相対性理論のヴォーカリストを大御所・近田春夫がサポートする、という豪華編成のテクノトーンに。このOPが更に『ぱにぽにだっしゅ!』を思い出させます――字が読みにくすぎるのが困りものですが。しかし個人的には、『ジェニーはご機嫌ななめ』を高橋幸宏がアレンジした、というEDのほーがとっても気になってたんですけど、尺の都合なのか来週送りになってしまったのがちょっと哀しい。
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