『東京DOGS』#1

 小栗旬水嶋ヒロ主演による月9ドラマ――というより『33分探偵』の福田雄一脚本というのに惹かれて観てみました。ニューヨーク帰りの刑事・高倉奏と暴走族上がりの刑事・工藤マルオのコンビが事件に挑むコミカルなサスペンス。

 やー、これは面白い。奏がニューヨークから日本に戻る経緯がちょっと無理矢理だったり、紳士服店の価格設定に驚いたりするあたりはちょっと大袈裟ですが、でも全体の雰囲気と合っているので、違和感を覚えることなく素直に笑える。堅物の奏がチンピラ紛いのマルオと言い争いしたり、マイペース極まる家族に振り回されている姿が非常にユーモラスでいい感じです。

 シリーズ全体を貫く事件がどういう風に決着するのか、今のところ見えてきませんが、犯人達のアジトの様子から捕まっていない人間の存在を察知したり、とちゃんとミステリっぽい描写が挿入されているのも好感触。

 少なくとも、このあいだ観た某局の新ドラマ(あまりにも酷い出来だったので敢えて言及せず)よりも遥かに面白いし、先に期待の持てる仕上がりでした。感想を書き続けるかどうかは不明ですが、視聴継続は決定。

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