最初の感染者が死亡した。同じ病に冒されたフォアマン医師を救うためには、検死をして病原を特定しなければならない。しかしそうしているあいだにも、フォアマン医師の視力が喪われてしまった。いよいよ、次は激痛が彼を襲う。しかも進行は、警官よりも僅かに早くなっていた。警官とフォアマン医師とのあいだにある違いは何なのか?
ハウス医師が必死です。珍しく自ら現場調査に赴き、カッディ医師に命じられた外来診察の最中も、ラットの様子をモニターで観察して、病原の特定を急ぐ。患者だろうと容赦なく実験台に用いる彼ですが、さすがにどれほどいがみ合っていようと、部下が相手では事情が違うようです。しかも再度現場を訪れるときには、「原因さえ解れば治療が出来る」と防護服さえ着けていない。
必死なのは、ここ数回でやたらフォアマン医師と対立していたキャメロン医師も同じです。しかも彼女の場合、具体的な確執の理由がある分、やり取りが実に濃い。結果的に、フォアマン医師と結託して、ハウス医師の足許をひっくり返すにも等しい真似をやってのけているのが出色。無論、意図したわけではないでしょうし、必死さも段違いなので、決して爽快感を味わってはいませんが。
サスペンスフルなくだりのあと、どうにか病の特定と治療には成功するものの――思いがけない展開を経て、次回に続く。なんか余計根深い問題に触れてしまった気がするんですが、これは決着するのか?!
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