- 『1408号室』(東宝)
実は昨晩観てました。スティーヴン・キングの短篇をジョン・キューザック主演で映画化したホラー映画です。オカルト作家が宿泊した曰く付きの部屋で経験する、未曾有の悪夢を描いた作品。
うん、DVDのレビューとかに書かれている通り、確かにこりゃあ訳が解らん。よくある幽霊もの、妖怪ものと一線を画し、“邪悪に満ちた部屋”としか呼びようのない空間を創出したかったのは解るんですが、現象ひとつひとつの恐怖を実感させる工夫がないので、部屋にいるのにパニックホラー、みたいな変な雰囲気だけが先に立ってしまっている。あれで決着してしまうのもいまひとつ納得がいかず、作り込みと派手さの割に消化不良な気分を味わわされる作品でした。ジョン・キューザックの感情を剥き出しにした演技は見応えがありますし、変な面白さはあるんですけど、怖いかと訊かれると完全にノー。
ちなみにこの作品、市販されているものはちゃんとDVDとブルーレイ別々ですが、レンタルだとどちらでも鑑賞可能なハイブリッド版になってます。ちゃんと動くかしら、と怯えつつパソコンで鑑賞してみるとちゃんとブルーレイで再生され、一般のDVDデッキでも再生できました。こんなに簡単に出来るならもっとハイブリッドが普及しても……と言っても、再生できないリスクもあるからレンタルのみなんだろうなー。
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