新耳袋トークライブ73

　昨日の続き。

　新宿に着いてみると、なんだかあちこちに青いユニフォームを着ている人がうろついている……が特に気にしない。

　しかし実はそれなりに影響を受けていた、と会場であるLOFT/PLUSONEに入ってから知りました。実は直前、ここで観戦イベントを開催していたそうで、何だかんだで色んな汁が噴き出たらしく床がにちゃにちゃしている。続く新耳袋イベントの存在も無視して居座る危険もあったそーで、大人しく撤退してくれて助かりました。

　この夏最初のトークライブは、次の開催までに新作リリースを控えていることもあって、『怪談新耳袋殴り込み』の面々を前面にフィーチャーしたものとなりました。しかしそれも仕方のないことでしょう、何せ前回と今回のあいだに彼らは。『新耳袋』のなかで語られているなかでもいちばん危険度が高いと言われていた場所に足を踏み入れていたのですから。

　前回までは少々やんちゃが過ぎているだけ、という印象もありましたが、本気で恐怖を体感しての登場なので、心なしかみんな精悍になっている――まあ、現地でやっていることは相変わらず無茶ですが。一部の詳細は伏せつつも、語られた内容はほんとーに色んな意味で愉しそうで、リリースが楽しみです。来月下旬に、書籍もDVDも２本ずつ同時発売。

　第３部では『殴り込み』の面々はいったん退いて、木原浩勝氏自身のレポートと、新たに仕入れた怪談をちょっとだけ。たまたま『殴り込み』の面々と相前後して同じ場所を訪れ、似たような現象を記録した、という話に奇妙な写真など、終盤でも映像が中心となりましたが、それでもちゃんと印象的な談話を用意しているのはさすが。

　ちなみに今回のイベントでは珍しく書籍を購入した*1のですが、２つオマケを頂戴しました。ひとつは、携帯電話用サイトの通販で販売している、マスコットキャラをあしらったリングストラップ。もうひとつは、21日から全国で順次発売されるという、食玩『新耳袋』１個――かなり前からイベントでは告知していましたが、実物を見ると改めて、妙な気分になれます。『新耳袋』のなかから厳選されたエピソードを印刷した箱に、クールミントラムネを封入したもので、全15種類あるらしい。発売されたら買う気でしたが、まさかここで１個もらえるとは思っていませんでした。

　他にもイベント中にあるものを頂戴していて、個人的に今回のイベントは随分お得だったように思います。だって、前述のふたつ、定価だと合わせて400円を超えるはずで、本１冊のオマケとしてはあり得ない大盤振舞なんですが……。