現在の作業を某氏に手伝っていただくことになっていて、その詳しい打ち合わせをするべく、池袋へ。ついでに、どーしても観ておきたい映画も1本押さえることにしました。……映画を観に行くことを前提に時間をずらしてもらったのはここだけの話。
数日前までは雨の予報が出ていたので、電車での移動を覚悟していたのですが、いざ当日になると雨が降ることなど想像も出来ないくらいの陽気。となるともはや条件反射のように自転車で出かけてしまいます――が、しかしこれはさすがに失敗と言わざるを得ませんでした。
道程が、想像以上にハードでした。
距離的には、これまで自転車で赴いたところよりも近い。しかし池袋の周辺は、驚くほど坂が多い。下ったと思えば登り、また登りが延々続いて、なかなか下るところもなく……行きだけで時間も体力もかなり消耗しました。昼食に西武屋上で釜揚げうどんを食べるのを楽しみにしていたのに、あまりにダメージが強くて、なかなか喉を通らないほど。映画館は西武とは反対側の西口、ルミネの8階にあり、その徒歩移動にも時間を食って、劇場に到着したときには予告編が始まってました。まあ、本篇には余裕で間に合ったので良しとしよう。
鑑賞したのは、ゴールデングローブ賞ミュージカル&コメディ部門作品賞を受賞しながら危うく日本ではDVDスルーに終わりそうだったところを、有志の署名活動で遅ればせながら劇場公開に漕ぎつけた話題作。独身パーティで泥酔した結果、未曾有の二日酔いに襲われた野郎たちの七転八倒を描いたコメディ『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(Warner Bros.・配給)。
……いや、確かにこの出来で劇場公開しないのはあんまりだった、と思います。海外から輸入されるコメディ映画は、言語や文化の違いで理解しづらくなりがちで、それ故に“当たらない”という話になってしまうのでしょうが、本篇は設定とシチュエーションの組み合わせで愉しませ、そこに鏤めた伏線を活かして取る笑いが多く、日本人でも充分に楽しめます。ところどころに品のないネタが仕掛けられているものの、トータルではむしろ品格さえ感じさせる見事な仕上がり。これはほんとーに面白い。『ぼくのエリ 200歳の少女』とは別の意味でこの夏お薦めの1本です。
鑑賞後、某氏と打ち合わせをして、17時に池袋を離脱。ずっと座っていましたし、水分もきっちり摂ったので体力がかなり恢復していたのに加え、帰りは比較的下りのほうが多かったので、行きよりも楽でした――が、正直池袋は電車か、新調できたらバイク中心で訪ねるほうがいい、と痛感しました……。
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