依然として作業が詰まっているのですが、これは劇場で観ておきたい、と思っていた作品がまたまた終了間近となってしまったので、意地で朝からお出かけ。先週から立て続けとなるシアターN渋谷、但し今回は電車利用。渋谷まで自転車で行き来すると、さすがに体力を使い果たしてしまい、今日中に作業を一区切りさせるのは難しくなるので、やめておいたのです。……判断は間違ってませんでしたが、しかし逆に体力が余りすぎた気がしなくもない。
今日のお目当ては、ダリオ・アルジェント監督最新作、オスカー俳優のエイドリアン・ブロディが製作総指揮も兼ねて主演した、本格スリラー『ジャーロ』(FINE FILMS・配給)。
とりあえず劇場で公開されたなら必ず観る、と決めているアルジェント監督作品なので急いだ次第ですが……まあ、駄目な部分も含めてファンなので満足はしてるんですが、はっきり言えば出来はあんまり良くない。『デス・サイト』よりはアルジェントらしさを感じますが、かなり削られているし、仕掛けも趣向も中途半端に洗練されてしまって、全体にコクが乏しいのです。新機軸もいいけれど、でも出来れば、どんだけ無茶でもいいからもっと強烈な代物を繰り出して欲しい、というのが正直なところです。
帰りも当然ながら電車。……本当に、近ごろは電車で移動すると楽をしすぎているようで罪悪感すら覚えます。あとのことを思えば、体力を温存しておいたのは正解なんですが、あまりすぎて少々落ち着かなかったり。
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